9月6日にジュンク堂那覇店で『ゼブラ企業カルチャー入門』出版記念イベントが開催され、うむさんラボより取締役の山川 伸夫がトークセッションへ参加しました。
イベントには約40名が来場、株式会社ゼブラアンドカンパニー共同創業者の田淵良敬さんによるゼブラ企業についての説明と、ゼブラ企業が地域の課題を解決する事例紹介に始まり、「ゼブラ企業(社会課題の解決をビジネスの中心に据える企業)が沖縄でどのように活躍できるか」をテーマにトークセッションを行いました。
OISTの長嶺安奈さんは、OIST関係者のみならず偶然居合わせて知り合った地域の方など色んな方が研究者に協力するという、沖縄らしい助け合いから世界に進出する事業が生まれたことなどを紹介。
株式会社フードリボンの宇田悦子さんからは、日本一のパイナップル産地である沖縄で、捨てられていたパイナップルの葉っぱ等を繊維に変換すると一定規模の供給量となり、環境負荷を減らしながら生産者の所得向上が期待できるということ。
うむさんラボの山川は、シングルマザーや特性をもっている方等、様々な事情により勤務時間等で就労が制限されてしまう方へ、経理スキルを伝え所得向上を目指す「ゆいといろ(ゆいまーる+十人十色)」事業の話があり、ゼブラ企業としての各社の取り組みをベースにトークを繰り広げました。
翌7日は沖縄県立博物館・美術館にて、社会課題の解決と投資リターンの両立を目指す「インパクト投資」についてのイベントを行い、約150名の方にお越しいただきました。
インパクト投資において、国内有数の調査・実施期間である社会変革推進財団(SIIF)の青柳光昌さんより、企業が事業を通して社会課題を解決していくまでのステップの可視化や、そういった企業への投資事例、沖縄でインパクト投資のスキームを始めることへの期待が話され、前出の田淵さんからは、価値を見出されずにいる地域資源を価値あるものに変換することで、所得低迷や都会への人口流出などの地域課題を解決する企業への投資事例等、インパクト投資で実現しうることが紹介されました。
続くクロストークでは、SIIFインパクトオフィサーの小笠原由佳さん、外資系投資銀行で長らく企業金融に関わり、現在は課題解決企業への支援等も行っている株式会社ミオアンドカンパニー代表兼うむさんラボのパートナーである三尾徹さん、沖縄で平和学習事業などを行う株式会社さびらの石垣綾音さん、うむさんラボの代表 比屋根隆を交え、(県内課題の提起に始まり)それぞれの知見をもって、社会的なインパクト投資が豊かな沖縄をつくる可能性について話し合いました。
参加者からは、「インパクト投資の今後の展開が楽しみ」「沖縄のより良い未来を創っていくために自分も頑張りたい」といった感想が寄せられ共通する想いを持った個人・起業、様々な方と一緒にインパクト投資を通じて沖縄の未来をつくっていければと思いました。
9/7のイベントのアーカイブ動画をうむさんラボYoutubeで配信いたします。
イベントへ参加できなかった方や、もう一度聞きたい方はぜひご覧ください。
■うむさんラボYoutube:イベントアーカイブ
https://youtube.com/playlist?list=PLOi1AQno6pVM6qmInMJDyANKhHKLoYsY1&si=rFzIu86ik9JIvYD3